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落ち着きのあるラウンジのようなラグジュアリー空間

高級住宅街に佇む築41年のヴィンテージマンション。もともとフルリフォームにより内装や設備を新しくして販売されていましたが、ありふれた平凡な部屋でした。海外生活が長かったSさまは、オリジナリティのあるデザイン性の高い住まいをご希望。「ヨーロピアンとオリエンタル、モダンが融合した、高級感あるラウンジのような空間」をコンセプトに、家具やインテリア、照明器具から、ディテールまで綿密に考えながら計画していきました。

開放感あるリビングダイニング

まずはスケルトンまで解体し、ゆとりと広がりをもたせるため、天井を上げて開放感を演出。床はオークのフローリングをモルタルで囲み、壁もあえてモルタルやコンクリートブロックで仕上げるなど、素材そのものの質感にこだわりました。天井やニッチの壁にはグレーの特殊塗装を施し、お手持ちのローテーブルを塗装してアンティーク風に仕上げるなど、全体の調和を図っています。
さらに、この住まいのために選んだ「なすび色」のソファと、窓のチャコールグレーのウッドシャッターが印象的な空間を演出。高級感あるラウンジのようなリビングダイニングが誕生しました。

デザインと機能を両立させたキッチン

キッチンはヘアラインが美しいステンレスのペニンシュラタイプを採用。料理が好きなSさまのために、デザイン性はもちろん、高火力のビルトインコンロ、大容量の食器洗い乾燥機など、設備にもこだわっています。背面の収納もキッチンに合わせてステンレスで製作し、統一感を出しました。
キッチンに立つと、リビングダイニング全体を見渡すことができ、料理も快適です。

もともと窓がなくユニットバスだった浴室は、当初キッチンがあった場所に移動し、窓を取り込んで明るく広々としたタイル張りのバスルームに。ヨーロッパの高級ホテルで数多く採用されている美しいフォルムのバスタブと、そのまわりの鮮やかな水色のタイルが印象的です。

サニタリーの床や壁は、あえてモルタルそのままの素材感を残して雰囲気のある空間に。洗面カウンターはイタリア製のシャープなデザインを採用。洗面カウンターの脇にはオーダーで製作したステンレスのワゴンを設置し、リッチな空間を彩っています。

玄関には杉板とステンレスという異素材を組み合わせた収納を製作。土間から続く床のモルタル、背面の特殊塗装と相まって個性的な空間を演出しています。トイレの壁面も同じ特殊塗装で仕上げました。

LDKのドアはアンティークドアを購入し、この空間に調和するようにレストア。まさにリノベーションならではの醍醐味をすみずみまで盛り込んだ住まいができあがりました。

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