光の贅に抱かれる邸宅 2017.07.28RENOVATION 築22年のマンションにお住まいのY様。お子様の成長に伴い子供部屋が欲しい、奥様のご友人が気軽にお茶会が楽しめるようなシンプルでモダンなリビングダイニングがご要望でした。リノベーション前は狭いリビングに収納も少ないためモノが片付かないのが奥様のお悩み。 決定プランではリビング西側の書斎位置にキッチンを配置。リビングと書斎の間仕切りを撤去しLD+キッチン+書斎の3室をLDKとし広くしたことと、書斎間仕切りを撤去したことで西側の窓からの自然光がリビングにも入るようになり一段と明るくなりました。また、閉鎖的だったキッチンも開放的になり全体的に広く明るいLDKに。 LDKの折り上げ天井は高さ2m60cm。間接照明の光も相まって高さと広がりのある開放感溢れる空間に。ソファの位置にはリノベーション前はセミオープンキッチンがあり、南側からの自然光を遮り玄関ホールは暗く日中でも照明が必要でした。マンション特有の閉鎖的で暗い玄関ホールはリビングに面している2ヶ所のドアをガラスドアにし採光を確保。以前より格段に明るく、空間に奥行きと広がりを見せてくれるようになりました。またホワイトを基調とした空間に天然木のチェリーを使ったアクセントパネルを施すことで落ち着きを与えてくれる上質なリビングとなりました。 床は60cm×60cmの大判鏡面タイル貼り。夏は自然な冷たさでひんやりと。冬の寒さ対策として、リビング・ダイニング・キッチンには遠赤外線床暖房を完備。タイルが蓄熱した心地よい温もり、遠赤外線効果によりポカポカ暖かな空間に。またエアコンは天井埋込とし見た目もスッキリとなりました。 ウッドパネル横と東側壁面にあるアクセントニッチは機能性タイル貼り。室内の結露や過乾燥の抑制、湿度変化を安定させてくれます。その吸放湿量は珪藻土の6倍。ニッチ側面には通気できるようデザイン格子を設け、マンションの限られた窓からの自然換気も美しく見せます。 TV録画用のレコーダー機器、ゲーム機といったTVに接続される機器類は壁面の中にビルトイン。この設計にもお施主様となんども打合せをしたこだわりのアイテム。正面から美しく見せるためにオリジナルのスモークガラスで機器や配線が見えないよう且つ真っ暗にもならないよう微妙な透過度にもこだりました。 食器洗い機は奥様のこだわり。大容量のものが国産にはないためMiele(ドイツ製)をセレクト。また、IHはスタイリッシュ性を優先し三菱をビルトイン。 ゆったりとした作業スペースは1m20cm幅を確保。また冷蔵庫、パントリー、家電収納、ワインセラーがダイニング、リビングから見えないように設計。奥様 の日常を美しく、楽しく生活するデザインとしました。 キッチンはペニンシュラタイプ。なんどもショールームに足を運ばれ決定されたのが「LIXIL RICHELLE SI」セラミックのワークトップがキラキラと焼きものならではの深い表情と美しさをキッチンにもたらしてくれます。 ミーレの食器洗い機には「カトラリートレイ」という、一つ一つの仕切りに沿って収容できるスプーンなどの専用トレイや、大きい鍋やフライパンなどのかさばるアイテムも下段バスケット(特許)に収容できる食器洗い機です。 詳しくはこちら▶ミーレ食器洗い機 日中、暗かった玄関ホールはガラスドアから入る自然光により明るく開放感溢れるホールに。 エントランス正面の壁面には天然石を施し天井よりの間接照明により家族と客人をもてなしてくれます。またドレスチェックのできる壁面ミラーはエントランスを広く演出してくれます。 以前の玄関ホール。とても暗く日中も照明無しでは生活できませんでした。 トイレにはモザイクタイルを貼り、タイル目地は「キラキラパウダー」入り。タイルも目地もキラキラと輝きます。手洗器カウンターはオリジナルの鏡面タイプ。 間口1m20cmのゆったり洗面カウンターは落ち着きのあるダーク色の木目柄で、スタイリッシュ&機能的なオリジナルタオルバー付き。間接照明とモザイクタイル張りの魅せるオープンサニタリーとし、日常を美しく演出。 天井高を目一杯取り2m60cmの高さを確保することで、ロフト付きの子供部屋が出来ました。お子様が選ばれたオーシャンブルーの壁紙にバーチカルブラインドも同系色でコーディネート。立体的なロフト空間がお子様の秘密基地になりそうです。 関連 RENOVATION Roombaから観たIoT ニッポンの文化 関連記事一覧 おひさまオレンジな空間 スマートでトリッキーな家 夫婦で愉しむシンプルラグジュアリー空間 吹抜けが楽しい家 洒脱な終の棲家 大人のリノベーション さまざまな回廊のある家 割烹風情を愉しむ家 ひとつながりの家